排路

失われた週末の排路のレビュー・感想・評価

失われた週末(1945年製作の映画)
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自由意志を持つが故に自制が失われる人間の本性をカメラが冷たく、機械的なうつす…所詮人間なんてこんなもんって思わせられた。

宗教の拘束力を超える個人の欲望…
欲望にとって宗教は枷であり、冗談であるのか…
俳優の表情の険しさよ…
看護士の畳み掛けるような冷たい説明からの幻覚の脅威、それを距離感を保ち見つめるカメラ…大胆な音楽、観客にとってはただの劇にすぎないのか…


清々しい笑顔から酒に目を向けた瞬間すこし表情が変わるところ好き
排路

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