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暗黒街の巨頭の553のレビュー・感想・評価

暗黒街の巨頭(1949年製作の映画)
3.8
F・スコット・フィッツジェラルドの小説『グレート・ギャツビー』2作目の映像化作品。
"暗黒街"も"巨頭"もなんだかピンと来ない邦題…。同じ登場人物でストーリーをなぞればいいかなって感じ。
同じパラマウントが1974年にロバート・レッドフォード主演で原作を映画化しヒットしているのでこの作品の影は薄れてしまったようです。
主役のアラン・ラッドは美男子だけどワイルドさもありギャツビー に適役だと思う!

原作ではギャツビーの隣人であるニックが語り手となり、繊細でロマンチスト、しかし野心的なギャツビーを文学青年でリアリストなニックが抜群の表現力で語る様子が良いのですが、本作ではニック目線の描写が少ないように感じます。ニック目線の描写が少ないおかげか、ギャツビーがただ粗暴で金持ちの男前に映ってしまう。

ずっと観たかった作品なので観ることが出来て満足です!
マートルが吹っ飛ぶ映像が安っぽくて面白かった!
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