記録
(ボブ・フォッシー復習、次いでに鑑賞。
ボブ・フォッシー演出、振付のブロードウェイ・ミュージカル(初演1975)の映画化。
ロブ・マーシャル監督作品。アカデミー賞作品賞受賞作。
禁酒法時代のシカゴが舞台。実在の殺人犯、美貌の女性二人と、裁判制度を描く。
ロブ・マーシャルは、映像美で観せる監督で、『SAYURI』(2005)、『NINE 』(2009)と、大好きなのだが、この作品は、パンチが足らなかった、特に前半。
レネー・ゼルウィガーと、キャサリン・ゼタ・ジョーンズでは、やや線が細いかな~
ボブ・フォッシー本人の監督作品であれば、もっと陰影が深い、動きも切れ味のあるナンバーの数々になっていた筈。『オール・ザット・ジャズ』を最近観直したので、辛めの採点。
女囚ものと考えて、大胆にエロチックな演出が出来たと思うが、本人じゃないので、遠慮が入ったのかなぁ。ファム・ファタールが二人みたいな演出が観たかった。
ルーシー・リューは、いかにも女囚って感じの熱い目をしており、スタイルも素晴らしく、いやらしくて最高(^o^)♪ ロブ・マーシャルは東洋人を撮るのが上手い。
リチャード・ギア(少し東洋人顔)の登場、赤い糸の操り人形のナンバー、『All I Care About』から、映画は良くなってきた。)