せーや

007 スカイフォールのせーやのレビュー・感想・評価

007 スカイフォール(2012年製作の映画)
4.8
for SPECTRE
-It's in the shadows.-

MI6から強奪された極秘リストを追う007。
犯人の手がかりを追い続ける彼の前に現れたのは
Mのよく知る人物であり、Mを執拗なまでに狙い続ける人物だった。

前2作は結び付きが強い作品でしたが
今作はスペクターと結び付きの強い
ジェームズ・ボンドの新たな007としての
物語が始まっていきます。

そして今作の主軸は、M。
ボンドの知らないMとは。
Mの知らないボンドとは。
Mの集大成となる大事な作品です。

常に組織のリーダーとして
部下を動かし守り続けてきたM。
しかしリーダーであるからこそ
苦渋の決断を迫られることがある。
国家のために決断を下すのか。
それは部下を大切に思うMにとって
心に深い闇をもたらすことになる。

カジノロワイヤルの頃には
強きリーダーであったMは
今作で大きな弱さを見せることに。
ボンドガールはMなのです。

ボンドとMの信頼関係がどれほど強いものか
それは映画を通して伝わってくる。

ジェームズ・ボンドには
二人の大事な女性がいます。
一人は愛する女性、ヴェスパー。
そしてもう一人は、Mなのです。
彼にとってMがどれほど大きな存在か。

悪役シルヴァにとっても
それは同じことで。
シルヴァにとってMは
かけがえのない母であり
そうでありすぎたがゆえに
このような結果を招いてしまった。

クレイグ兄さんほど
渋い後ろ姿があるでしょうか。
作品を重ねるごとにボンドとしての
素晴らしさに溢れていきます。
やっぱり私にとってのボンドはクレイグ兄さんしかおりません。

スカイフォールというスペクターへの重要な地。
それはいいとして、このスカイフォールがとにかく美しい。
スコットランドのグレンコーという所らしいですが
まぁとにかく壮大できれいなんだ。
行ってみたい。

シルヴァの持つ小さな島のロケ地が
長崎の軍艦島だというのは有名ですよね。
まるで日本というのを感じさせない。
これは海外の方からしたら行ってみたくなるよねぇ。

ああ、あとオープニングね。
アデルのSkyfallはシリーズ最高のオープニング。
もうゾクゾクが止まらないのね。

さて。
多くの困難を乗り越えて
生まれ変わったMI6とボンド。

シリーズ3作の全てを操る「影」に
彼らは立ち向かえるのだろうか。