やっぱり私はトム様のミッション・イン・ポッシブルよりも、ダニエル・クレイグ版の007の方が好きですわ。
だって、スパイ物は暗くないとあきまへん!
それに、CG合成せずに、昔ながらのアクションやってる部分もこちらの方が断然多いし。
スパイアクションって、よく海外の色々な観光名所で撮られますが、上海の夜景、長崎の端島、荒涼としたスコットランドと舞台を移すサム・メンデスの映像が美しい。
ボンドの生まれ故郷だというスコットランドの荒野も、すごく荒涼としているのだけど、彼の淡々とした心象にマッチしていて、あの光景だけでもすごかった。
よくあんなロケ先、探してきたわ。
私、映像を観ながら、思わず「ヒースクリーフ!!!」と叫びそうになったわw。
今回の敵役の、Mに対するねちっこさもgood!
前回のシリーズでは、Mがボンドに母親の様に干渉してたけど、今回の敵役は母親に見捨てられてヒネてしまった息子みたい。対照的だったね。
ただ、今回のボンドって、女性に「助ける」的な事言っておきながら、目の前でみすみすというのが多いよね。
これがクレイグ・ボンドの特徴なのかしらね?