これがボンド、ジェームズ・ボンド。
『007』シリーズの
50周年記念作品でありながら、
イギリスの歴代興行収入
1位を飾った華々しい作品。
まず、惹きつけるはオープニング。
運命という大手で海底に引きずりこまれていく
ボンドをバックに「SKY FALL」の白文字。
アカデミー歌曲賞を受賞したアデルの
メロウなヴォーカルも相まって、オシャレかつ
スタイリッシュなスタートが切れてますよね。
(https://m.youtube.com/watch?v=DeumyOzKqgI)
本作のテーマは ⑴ 世代交代 と ⑵ 伝統
まず、⑴の世代交代。
これは月日を描いたことによって生じた
いわゆる(老い)や(衰え)のこと。
長年積み上げてきたスパイ文化はもう古い、と
クビを切られそうになるMに、
スパイとして厳しいと指摘されるボンド。
おまけに、新人のQとはジェネレーションギャップ
で話が合わない、ときたもんだ。
ボンドは、00セクションは、
もう時代遅れなのだろうか❓
それを疑問に本作を追っていくわけですね。
次に、⑵の伝統。
⑴で冷戦下でない世界にとってのスパイとは?
という問いかけをし、⑵で答えてるわけです。
観てた方なら分かりますよね。
スパイはもう時代遅れなんです。
人で情報を得るのではなく
機械で情報を得るのが今の世の中。
現に本作の敵シルヴァはそうでしたもんね。
そこで出てくるのが、⑵
伝統(トラディショナル)なんです。
つまり、ボンドやMのように
伝統あるものはもうダメなのか❓
古いものは使い物にならないのか❓
というのを考えせてくるわけです。
じゃあ、実際どうなのか。
これは数々のシーンで教えてくれてますが
答えはもちろん「NO❗️」なんですよね。
『007 ゴールドフィンガー』で登場した
アストンマーティンDB5は古いです。
でも、まだ(使えます)、活躍もします。
最新の(情報)を武器に使ったシルヴァは
ボンドに背中を刺されます。
皮肉にも古典的なナイフ🗡を使われて。
上海での髭剃りシーンに至っては、
古くさいカミソリを使うボンドに対し
マネーペニーはこうはっきりと言っています。
「時には古風な方がベストな時もあるよね」と。
ちょっと古くたって、錆びてたって、
(映画にも 人にも 物にも)
いいもんはたくさんあるんだぜ、と
教えてくれているのがなんとも粋で。
古き良き007ismを感じさせつつも
温故知新に仕上がっているからこそ
往年のファンにも新規のファンにも
好かれたんだろうね、この作品は。
最高傑作と呼び声も高い本作。
ぜひ観て感想教えてください😁
(おまけ)
さっき急に頭の中から流れてきた
洋楽が気になってしょうがないので、
誰か教えてください🤮映画音楽なので、
映画好きの方なら分かるかもしれません❗️
・おそらくサビ(カッコの中は合いの手)
わっ はっ はっ はっ!(わっ はっ はっ はっ!)
え〜〜 え〜 お!(え〜〜 え〜 お!)
どぅばどぅばどぅばどぅ〜ば⤴︎
(どぅばどぅばどぅばどぅば)
ってやつなんですけど(笑)
なんでこんだけメロディー分かるのに
どの映画かわからないんだ、くやしい。
なんか『スナッチ』とかで流れてそうな
明るめの雰囲気のやつです。
もし分かればコメントで教えてください…。
2019年9月中旬 48本目