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007 スカイフォールのYOUのレビュー・感想・評価

007 スカイフォール(2012年製作の映画)
4.5
007シリーズ第23作目にしてダニエル・クレイグが主人公ジェームズ・ボンドを演じる3作目。
「シリーズ最高傑作」とまで称される今作は、これまでとは全く異なるアプローチや画作りにより、今まで見たことのない、しかしこれぞジェームズ・ボンドと言えるシリーズの重要なツボもしっかり押さえた理想的な007作品に仕上がっています。冒頭のアバンタイトルシークエンスでは、豪快かつスタイリッシュという非常にジェームズ・ボンドらしいスリリングなアクションが繰り広げられます!間一髪車両に飛び移った後でも冷静にシャツのカフスを整えるというこのちょっとした仕草こそがボンドイズムですよね。中盤にガレージでアストン・マーチンが姿を表す時の見せ方とかも最高にアガります。また前作、前々作の新米ボンドとは違い今作は”007”として成長したボンドの苦悩や葛藤が描かれていたり、ダニエル・クレイグに替わってからは初登場となるお馴染みのキャラクターも登場するため、より007シリーズとして見応えのある一作となっています。今作の宿敵シルヴァも非常に007らしい敵としての存在感と怖さがあり、ボンドと鏡像関係にあるという設定も物語に深みを増すキャラクターになっています。あとクセが凄い!

007シリーズならではの面白さだけでなく、美しい上品な演出や画作り、ボンドのパーソナルな面を追求したテーマ性などもこれまでの過去作とは明らかに一線を画す、シリーズ屈指の完成度を誇る傑作だと思います!