マツモトタクシー

妻は告白するのマツモトタクシーのレビュー・感想・評価

妻は告白する(1961年製作の映画)
3.9
フォロワーさんのレビューを参考にU-NEXTから鑑賞📺



増村保三 監督作品


医学教授の瀧川亮吉(小沢栄太郎)と元助手だった彩子(若尾文子)は結婚する
無理やり求婚された彩子は戦争孤児ということもあり戸惑いながらも貧困から逃れたいということもあり渋々承諾するのだった

しかし生活が始まると理想とは程遠く登山ばかりに熱心で子供を授かっても生むことを許されず離婚もしてくれない亮吉から益々気持ちが醒めていくのだった。。

ある時から大学に出入りする製薬会社の若い幸田修(川口浩)に徐々に惹かれていく彩子は何かと用事を頼み自宅に彼を呼び寄せるのだった

段々と2人の仲を疑い始める亮吉
一線は越えていないが惹かれ逢う2人
そんな緊張関係にあったが緩和する為に3人で登山に出かける事となる🥾

しかし登山中、遭難してしまい彩子と亮吉はロープを掴んだまま宙ぶらりになってしまう
幸田が必死でロープを掴んでいるが2人共を引き上げられるだけの力を持っていない
彩子は咄嗟にロープを切ってしまい亮吉は墜落、死亡してしまう。。


夫のザイルを切って死に追いやった彩子はやむを得ない措置だったのか❓
それとも故意か❓
裁判で判決が下されるのだった。。






以下ネタバレ


サスペンスを絡めた女の業を描いた作品
昭和の考え方を色濃く感じる
うちの母親もこんな感じだったなぁ。。

やたらと夫を簡単に死なせたあややに避難が集中、当時の雰囲気や風潮が強く感じられる。。
今なら簡単にスパッと切られたりするかな、なんて思ってみていた😅

脇の3名、川口浩さんのボンボンっぽい感じと小沢栄太郎さんのスケベオヤジ感、馬渕晴子さんのツンデレ感も見事😀
お手伝いさんの彩子と亮吉では返事の仕方からして違うのもいい😁

あややの水着姿も👙
儚く幸薄い役だったけど憂いを帯びてやはり美しい😍💕