妻は告白するの作品情報・感想・評価・動画配信

上映館(1館)

「妻は告白する」に投稿された感想・評価

狂恋の法廷スタイリッシュ・サスペンス。
ラストの「押しかけずぶ濡れあやや」の妖艶で凄絶なヴィジュアルがすごかった(DVDのインタビューによると初日に撮影したらしい)。
セットだったらしいが登山シーンがけっこうリアルで、しかも登山というよりもほぼクリフ・ハンガー。
あややが川口浩とふたりで飲食店にいたとき、他の客から好奇の目で見られ、顔をちらちら隠すしぐさがシリアスなシーンなのに非常にユーモラスで笑った。
若尾文子につきる。
以下、孫引きになるが、昔、芸者置屋をやっていた老人の話。
「あの若尾文子ってえ女優みたいな女がね、一人いてごらんよ、芸者置屋は蔵が建つよ。客筋が集まる妓(こ)ってえのは、ああいう綺麗で静かなんだけれども、内に火を秘めてるようなってえのかね、そんな日本の女なのよ」(「大アンケートによる日本映画ベスト150」)

慧眼。

海千山千の老人をしてこう言わしめる、若尾文子の本質を存分に引き出した増村はさすがという他ない。
若尾文子鑑賞映画。堪能した。
若尾文子の演技や表情が危機せまる感じで、こわかった。
雨に濡れたまま幸田の会社におしかけるシーンから撮影されたそう。
あの恐ろしい雰囲気を最初に出せるのがすごい。
Taul

Taulの感想・評価

4.0
『妻は告白する』 山登りで遭難して夫を見殺しにした女の話。好きになった男の会社に現れる、雨に濡れた黒い着物姿で情念あふれるたたずまいが凄い。それとあの有名な、低くて少し鼻にかかった甘い声。若尾文子を見る映画。

2014年5月鑑賞

このレビューはネタバレを含みます

女優若尾文子を観るための映画です。この時代の映画は現代劇だろうが時代劇だろうが、情念に関わる限り、どうしようもなく「怪談」となります。怪談とは、惚れたはれたで最後にヒロインが死に至るという創作システムのことを指します。登場人物の誰一人として幸せにならない構造を有しているのです。
Jumblesoul

Jumblesoulの感想・評価

4.0
増村保造監督、若尾文子主演コンビの法廷ミステリー傑作。
男女間のドロドロを徹底的に描いたもので、幸せになりたいという女性の情念がここまで来ると怖いくらい。ラストの雨でずぶ濡れになった若尾文子の怖い美しさは絶品。
相手役の川口隊長が、若尾の手の平で動かされる様は男の単純さを見せられてるようで少し哀しくなる。
他にも悪役的存在の小沢栄太郎の存在感と、豪快なビールの飲み方は注目。悪役といえば、この物語の一番の悪人に描かれているのは、報道記者達マスメディアのように感じる。
upq

upqの感想・評価

4.8
まんまと川口浩目線の自分、してやられた!感が素晴らしい
傑作!
オープニングとエンディングのタイトルバックと「終」、めちゃくちゃカッコいい。

女中が足を組み、品もなくボリボリ足を掻く、とか滝川がビールを溢れるほど注いでこぼれた分は手でシャーッて払うとか、俳優の動きの付け方が上手かった。

序盤、滝川が落ちる場面の超絶編集!
陰影の際立つ照明がカッコよく、それに準じて川口浩のスーツも若尾文子の着物も黒い。
みゆ

みゆの感想・評価

3.5
やはり増村が大好きすぎるんだよ.........
>|