太陽フレアの活動によって、強烈な電磁場が発生した際の有事想定訓練、ただそのはずだった。戦車装備もろとも、その空間から消えてしまうまではーー。
後に判明したのは、彼らが戦国時代にタイムスリップしてしまったこと、どうやらそれによる時代改変で今の世が消えようとしていること。
事態を食い止めるため、元消えた第三特殊部隊所属の主人公・鹿島が呼ばれ、再度タイムスリップを行い、消えた部隊を救出する任務がスタートしたーー。
ストーリー、クオリティともに、なかなかしっかりしており見応えがあった。戦国時代の風景に、いい感じに現代兵器や近代化された城がマッチしていて、リアルさがあった。
時代改変の意義を唱える第三特殊部隊長、それに戸惑いながらも、時代はそこに生きる人たちが作るのだと断ずる鹿島たち。どちらも国の未来を思い、それゆえに避けられる最終決戦へと突入する。
部隊長の思いもわかるし、鹿島たちの言い分もわかる。それゆえに、共感しながら観ることのできた作品だった。
しかしまさか、織田と豊臣がそうなっていくとはなあ。