随所で「インターナショナル」の歌がかぶる。
ジャケットで「世界戦争」が「世界战争」になっている。なぜ战争という文字が使われたのか。大島渚の「東京战争戦後秘話 映画で遺書を残して死んだ男の物語」もそうだ。簡体字でもあるが、学生運動たけなわの時のゲバ字でもある。
ゴダールのように徹底した言葉によるアジテーション。
パレスチナ・ゲリラに「顔」がある。今では主にアメリカに対するテロリストは姿を沈めて不可視の存在になり、一方的な被害者である子供しか視界に浮上してこない。
今銃をとっているのは抑圧された人民ではなく、圧倒的に富を独占している支配層ではないか。万国の人民ではなく、万国の富裕層ではないか。
日本語が聞こえてきたのであれと思ったら重信房子でした。