独立愚連隊シリーズ3作目。
八路軍に捕らえられた上官を佐藤允の率いる特務隊が救出する話。
全体的に人物の関係が分かりにくくストーリーが把握しづらいが、一つ一つのシーンだけ観ても充分に楽しめる。
冒頭の少し後のシーン。
中国戦線、宿営地から離れた周囲に何もない場所。
道をさまよう一匹の黒い子豚。
豚の首に付けられたロープを道端に寝転がる義足の兵士(加山雄三)が握っている。
軍用車が通りがかり、兵士は子豚を差し出すことを条件にヒッチハイクに成功するが…
いきなり奇妙なこのシチュエーションから、もう最高におもしろい。
タイトルの意味が分からないが、ドブネズミとは辞書によると「主人の目をかすめて悪事を働く使用人」。
主要キャラに内通者がいるから、ドブネズミ=スパイ?
あるいはシンプルに、ドブネズミ=独立愚連隊?