どーもキューブ

不良番長 練鑑ブルースのどーもキューブのネタバレレビュー・内容・結末

不良番長 練鑑ブルース(1969年製作の映画)
3.6

このレビューはネタバレを含みます

不良番長第3弾、ネリ鑑の友、賭博場で争いの巻



1969年
脚本松本功、山本英明。
監督野田幸男。




たまに見るなら「不良番長」!
ガハハと何も考えず見れる
素晴らしいナンセンス日本映画なら「不良番長」
梅宮辰夫主演不良番長!

という事で、私も全作レビューしたくて秘かにやってます。

こんなにオモロい
ナンセンス
エロハレンチ
バイオレンス
日本映画はない
と思う。
いちお全部鑑賞。見たのは若き頃。めちゃくちゃ面白くてすぐビデオ屋で在庫を確認した思い出。

物語は、だいたい不良番長ことドンファン変な学帽かぶる梅宮辰夫。愚連隊みたく仲間を引き連れ、今日も番長シャロック歌いながらしのぎを削る。

今回は第三弾。東映DVD鑑賞した。



「練鑑=東京少年鑑別所の俗称」
「ブルース=音楽の一種。」Wikiから。

八木正夫の音楽がかかる。若干聴いてるとモロ「スパイ大作戦」のラロシフリンに寄せている。ある意味必聴。

冒頭はこんな。
競馬場がうつる。
そこから何やら競馬予測の電話。梅宮軍団の陽気な電話。
そこに桜吹雪の革ジャン連中、バイクで突入。屋内破壊、暴力。
やっぱりそこに不良番長梅宮辰夫登場。
揉めるファイトシーン。
なぜか桜吹雪の連中、身ぐるみはがされ半裸でお外へ。
なぜか吊しあげされた太い方。吊りさげ解くと天井がはげる。なぜか天井から札束。
そこで番長 

「ぜにやあ!銭やあ」

でタイトルバック(笑)

だいたいタイトルまでひとコントのような感じ。
毎回しのぎの内容が変わり、ハレンチ、暴力、ナンセンス度がシリーズ重なるとマシマシにもってくる。

今回第三弾は、不良番長シリーズ出演の鈴木やすし登場。練鑑同級生役で梅宮辰夫とシリーズを共にする。
鈴木やすしは、日曜朝のボーリング番組で毎朝見ていた記憶。
やすしはだいたいにぎやかし役。本作では梅宮番長と会った瞬間練鑑タトゥーを見せ合う。そして梅宮番長キャバレーに入り、セクシー衣裳な踊り子さんの肌をセクハラしまくりマイク強奪。そして1曲番長シャロックを歌う梅宮辰夫。その横
画面右側で鈴木やすし突然

「あーあぁっ!」

と奇声をあげ、手を挙げ踊る姿(必見)

なんだその踊り!笑わずにいられない。やすしのデカ声聴いて。

そして助演する山城新伍がまたひとネタのみ出演。冒頭キャバレーのバーテン役。梅宮番長の歌、席につきオーダーガンガン持ってこいの場面。
バーテン山城、「なんややかましい」からの。
おもむろに靴を脱ぎパン粉をつける(皮靴)そこで「元は一緒や」と革靴に多量パン粉をつける。そして山城かけてる丸眼鏡を外してパン粉をかけてフライにする。

その物品天ぷらを食べた梅宮辰夫。びっくり仰天。
「テメーこの野郎!」とカウンターから引きずり出されル山城りんご。

「なにしゃがんだああ?」
(こんな言い方だったかな?)と強気発言。

床に胡坐をかき途端に
「さあああああぁぁぁぁぁ殺せええええ!」(爆笑)

この隠れキャラ山城新伍は以下続編次第にレギュラーメンバーに加わり、ギャグはエスカレートしていく。必見。「不良番長」シリーズの山城新伍はヤバイ。

ラスト付近は、ついでの練鑑ゲスト、菅原文太が出て一緒に殴り込みの「昭和残侠伝」スタイル。
わりに真面目に見せ場つくり殴り込む終盤。



さて
梅宮番長、第三弾
練り鑑兄弟、東京カジノでひとしのぎ

安定の面白さでした(若干真面目、ギャグ少なめ)

ぜひ!

追伸
残。「一網打尽」「のら犬機動隊」「突撃一番」で全作レビュー完遂。予定は未定だが必ずレビューします!!!

なぜなら素晴らしいナンセンスだから!
どーもキューブ

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