miku

ニュー・シネマ・パラダイスのmikuのレビュー・感想・評価

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「自分のすることを愛せ。子供の時、映写室を愛したように」始まりのカーテンが揺れてるシーンがもう秀逸なんだ。それを期待していなかったが、ある年の新年を迎える瞬間が印象的だった。99日間待った兵士の気持ち、トトにはわかったのかな。かつての輝きは、思い出の中だから輝き続けるだけで、それを手に入れても幸せになれるとは限らない。輝きを手に入れても真の愛は手に入らない。自分のすることを愛せ。昔々の、映画館の自由な様相が愛おしい。映画を見ている子供時代のトトのような、純粋に映画を楽しむ気持ちをずっと忘れずにいたい。一年の始まりにふさわしい映画であった。
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