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ニュー・シネマ・パラダイスのbackpackerのレビュー・感想・評価

5.0
涙を誘う名曲と共に。

このところめっきりFilmarksから離れてしまっていましたが、その間も色々と映画は見ておりました。
久しぶりのレビューに選んだのはこちら、『ニュー・シネマ・パラダイス インターナショナル版』。3時間の所謂"完全版"ではなく、映画館で公開されていたバージョンです。
この映画はいつ見ても何度見ても泣けてしまって、ホントに心に響きます。一映画好きとして、この映画に出会えたことは最高の贈り物です。

他の皆様のレビューであらすじやラストは知れわたっていると思いますが、私もご多分に漏れず感動レビューを。

私が一番感動してしまうのは、やはりラストです。必ず泣きます。「今日は事前に鬱映画見といたし、そう易々とは泣かねぇぞぉ」なんて態度で挑んでも、最後には泣かされています。ジョニーは戦場に行ったじゃ鬱度が足りんかったのかな……次はスプラッタ見てから挑みますかね。

なぜ泣くのか、理由は、ラストにたどり着くまでに、感動ポイントが蓄積してしまっているからです。
そもそも冒頭の音楽と徐々に引いていくカメラワークからかなり心にきてます。まったくこの音楽ときたら!やめてくれ!心に響く!!感動しちゃうだろ!!!笑

トトとアルフレードの友情と、親子のような深い愛情、彼らの絆の深まりが、映画が進むにつれてどんどんどんどんこちらの感動ポイントに加算されていきます。そしてそれを盛り上げる音楽。勘弁してくれ!感動しちゃうんだこの音楽!!ポイントがたまる!!!

ラストシーン、渡されたフィルムを映写すると、そこには、幼き頃に切り離されたキスや裸など、エロチックなラブシーンの数々が。
視力を失ったアルフレードが、トトを思いこれを作ったのだと思うと……ウッ、泣ける……。
そして、またここで音楽ですよ。
エンニオ・モリコーネの曲の魔力は凄まじいですね。このテーマ曲、感動ポイント5割増にしてきやがりますよ。もうダメ、泣いちゃう。たまらず涙腺大決壊。

ということで、感動の名作『ニュー・シネマ・パラダイス』レビューでした。
いつ見ても素晴らしい。何度見ても素晴らしい。
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