中山弦

ニュー・シネマ・パラダイスの中山弦のレビュー・感想・評価

5.0
2021

人々の"愛着"で満たされたような映画だったし、それが失われてしまうような場面が所々にあってそういうところでは泣かずにはいられなかった。

愛着という言葉は好きだけど、これに寄りかかってばかりいるわけにはならないんだろうなぁ。
それを理解して自分の心を犠牲にしてまでトトに伝えるアルフレイドの優しさと、多くの愛着を捨てて先へ進むことのできるトトの強さ。2人の絆が、長くて直接の繋がりがない約束によって表現されていて、胸に刺さった。

トトの笑顔とアルフレイドの垂れた目が優しくて好きだった。
中山弦

中山弦