映画が好きな少年トトの成長と、村の映写技師のアルフレードの交流を描いた映画。
3時間のかなり長めの作品。
トトの少年時代・青年時代・現在という構成でお話が進みます。
正直前半はオーバーリアクションでまくしたてる感じのイタリア人の演技にちょっと疲れてしまいました^^;
半分くらい見て、この映画もしかして自分に合わなかったかな…と思いましたが最後までちゃんと観てよかった。
後半の展開はアルフレードのトトへの想いが溢れていて優しくて切なかったです…。アルフレードがトトをローマへ見送るとき、悲しそうなぐっとこらえるような表情をしたのがサングラス越しにも分かって胸に刺さりました。トトの本当の幸せを願うからこそ息子同然に愛していたトトをローマへ旅立たせたんですね。
30年後、大成してローマへ帰ってきたトトの見た村は変わっているようで変わっていなくて… そんな村を見つめるトトの表情が切なくてノスタルジーでした。
最後まで映画を観てわからなかったのはアルフレードはなぜエレナとトトを遠ざけたのか… もっと年を重ねたらいつか分かる日が来るのかな。