さかい

ニュー・シネマ・パラダイスのさかいのレビュー・感想・評価

4.5
むかしの映画館マナー悪すぎい!
当時はああやって楽しむものだったかもしれないけど、やっぱり上映中は静粛にねがいたいです(まじめ)

映像が外へ流れていく場面、青年時代への切り替え、懺悔窓口(?)での会話など、いかにも粋で映画的なシーンがたくさん。
(しかし毛糸がほどける所は、さすがにやりすぎというか小手先めいて感じてしまった…。何か演出を入れずにいられない監督のさがなのか、それともトトやアルのような映画人間ではないお母さんのシーンに映画映画した演出はそぐわないというのが違和感の正体か…考えすぎだろうか)

戦後のシチリアの田舎町の景色や暮らしぶりもわびさび満点で見ごたえがある
コタツのみかんみたく、テーブル上の皿にレモンが山盛り置いてある。偏見なのでは…?いや本当に普通に食べるのだろうか

思い出深いニューシネマパラダイスとの別れ。帰郷編までで終わりでも十分名作なのに、都会に戻ってからのラストのだめ押しが強すぎおいしすぎる。
「ああ〜!これかよ〜〜!これな〜!!」みたいな、トトの顔がなんとも言えないいい顔している



両方観ずに優劣語るのはおろかなことかもしれないが、ぜったい劇場版(短い版)のほうがいい気がするな…

今回が3度目
初観賞:2015.5.5TOHO府中
さかい

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