炭鉱倶楽部

ニュー・シネマ・パラダイスの炭鉱倶楽部のネタバレレビュー・内容・結末

5.0

このレビューはネタバレを含みます

主人公トトと、彼の一番の友人であり、父親のような存在アルフレードとの物語。

アルフレードの人物像は二つと無い魅力で溢れている。口汚く子供を罵ることもあるが、子供が叩かれるのを黙って見過ごしてはおけない。自分の仕事の大変さ、危うさをトトに諭すつもりが、徐々に映画愛が覗いてきてしまう。人気映画を観れず溢れた客には、外の壁に映写してサービス。トト等小学生達と並んで卒業試験を受けることも。
どこかトトから「ナメられ」ることも楽しんでいるのかもしれない。

幼い頃のトト、青年のトト、壮年過ぎのトトのそれぞれに大事なことを教えてくれた。
とりわけ青年期のトトの背中を強引に押した言葉「ノスタルジーに惑わされるな」が印象的。
ヒロイン・エレナの美しさは、時代を超えて感動すらしてしまう。

ラストシーンで号泣。誰もが忘れてしまっていたあの約束を…。
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