映画と共に描かれる郷愁感に、胸が締め付けられますね〜😢
主人公は30年振りに故郷に戻る訳ですが、当然ながら街の様子はすっかり変化。でも一方で、変わらないものもある。大事にしていた思い出の品、あの日確かに同じ時間を過ごした面々、そして人が人を思う気持ち…。それまで郷愁を抑えこみ、夢を追いかけてきた主人公ですが、それらを目の当たりにして浮かべる複雑な表情が、何ともリアルで泣けてきます。私も故郷を10年間離れていた事があったもので、感情移入しながら観てました。
ラストシーンは映画愛を押し出しているだけでなく、愛情と言うか、人間の営みと言うか、もっと普遍的な何かに対する賛歌と受けとりました。あれを渡したアルフレードの主人公への思いとか、主人公とエレナの一時の恋とか、同じ映画を囲んだ面々の愛らしさとかとか…。上手く言語化出来ないんですが、それまでの伏線を踏まえ、沢山の感情を呼び起こしてくれる素晴らしい名場面でした。
折を見て、完全版も手に取ってみたいと思います。
