よし

ニュー・シネマ・パラダイスのよしのネタバレレビュー・内容・結末

4.4

このレビューはネタバレを含みます

その時代、映画館は夢の場所で、その先にある映画はホントに夢の世界だったのだろう。トトの笑顔を見ていると、その非日常感がすごく伝わってくる。
みんなが、集まる広場があって、そこに面したところに映画館が建っている街は、理想的な街だと思う。そこに行けば、何か楽しいことに出会えるという期待感を持って人が集まる。多分、この村の人たちは、映写技師アルフレードのように心優しい人たちなんだろうなと思う。

都会で成功し30 年ぶりに帰郷したトトは、映画館が解体されることを聞いて寂しい思いをしただろう。30年の年月はあまりにも長い。現実を知らないまま、思い出だけを心に秘めている方が幸せなときはたくさんあると思うけど、これもその一つ。

キスシーンばかりのシーンは涙して見ました。
よし

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