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ニュー・シネマ・パラダイスのkuのレビュー・感想・評価

3.8
記念すべき500作品目は名作である今作にしました。

内容としては、小さな村に住む少年トトが、村唯一の娯楽である映画館パラダイス座に通っていた。そこで、映写技師であるアルフレードと出会い、次第に2人の間に不思議な友情が芽生えていくというもの。

作中では昔に公開された実際の映画のシーンが流れるため、ヘンリー・フォンダやジャン・ギャバンといった昔に活躍した俳優の名前も出てくる。それによって観ている観客と同じようにワンシーンに見入ってしまった。また、昔の映画館の雰囲気がどのようなものか知らなかったので、今作を鑑賞したことによって昔と今の映画館の違いを知ることができた。

まとめとして、ラストのシーンでのフィルム協定の件や、村の風景が変わり、ゲームやテレビといった現代の娯楽に流されたとしても、その広場にいる人達は昔から変わっていない場面などは感動した。しかし、エレナとの一件や、トトの母が美化されている点など、個人的には消化しきれていない場面もあったため感動が薄れてしまった。よって、このスコアになりましたね。
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