Kumonohate

若親分兇状旅のKumonohateのレビュー・感想・評価

若親分兇状旅(1967年製作の映画)
3.7
シリーズ第7作。各作ともフォーマットが忠実に守られているため、最近見たばかりであるにも関わらず、最早どれがどれだったか分からない。が、本作は分かる。フォーマットを踏襲しつつ、海軍少佐の自殺を巡るミステリー要素が加わっており、その謎解きが面白い。

もう一つ区別のつく理由が都はるみ。

飲み屋の看板娘で歌が上手いという設定の都はるみが客の求めに応じて歌い出すのは当然としても、アカペラで歌っている設定のハズなのに凄い伴奏音楽が流れ出すのはお約束としても、そのときに流れる歌声がレコード音源(あるいはそれに類する音源)であるのは定石としても、せめて、はるみ節特有のコブシのところくらいは、それらしく歌う演技をした方が良かったんじゃ無いかと思う。ニコニコ笑って客にお酌しながら歌ってるのに、聞こえてくるのはすんごいコブシってのはさすがに違和感。
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