シネオタ

真夜中のパーティーのシネオタのレビュー・感想・評価

真夜中のパーティー(1970年製作の映画)
3.5

キャッキャウフフ盛り上がるゲイ八人衆。
そこにノンケの男が1人……。異分子が混じる事により絶妙に保っていた均衡が崩れ、彼等の友情・愛情にも亀裂が走る。

最後に主人公が食らうカウンターパンチ!他人に向けていた刃がいきなり自分の喉元に突き刺さる。
そしてパーティーの終焉。取り残された男は堰を切ったように感情を吐露し始める。その自虐の切なさたるや。

すごく面白いのだが、物凄いテンポでかつ、言葉遊びをしながら進む会話劇に、自分が100%楽しめているのか不安になる。単に、自分の語学力の所為なのだが少し残念。フリードキンならではの画面の力強さは圧巻。特にアイツの登場シーン!
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