ゆるい動物系のコメディだと思って舐めてたら、大人な映画だったので驚きました。
犬映画としてポイントはちゃんと押さえながらも人間ドラマの隙間を絶妙に埋めてくれるマーリー、最後の“セールわんこ”には涙。
例えばなんでしょうね。
気が付けば思い描いた理想とは随分と離れた人生、果してこれで良かったのだろうかと自らに問いかけてしまう時、
「今、不幸かい?」
「いいや違う」
「なら、これも人生さ」
と、この映画は今を優しく肯定してくれる。
多分これは観る人のタイミングによってはクリティカルヒットな作品になるのではないでしょうか。