たけちゃん

海底軍艦のたけちゃんのレビュー・感想・評価

海底軍艦(1963年製作の映画)
3.8
スセ・ムソ・ター・マンダ🐍


本多猪四朗 監督、円谷英二 特技監督
音楽 伊福部昭 1963年製作
主演 高島忠夫、藤山陽子


水曜日恒例のシリーズ「潜水艦映画にハズレなし」

今回はちょっと変わり種、東宝の特撮映画を紹介します!
「海底軍艦」です\(^o^)/



原作は押川春浪が、なんと1900年に発表した冒険科学小説、今から実に118年前( °_° )
すごいなぁ。明治の時代にこんな奇想天外な小説を書くとか( ˘ ˘ )ウンウン

ただし、映画と小説のストーリーは全くの別物らしい。読んでないので、分からんのだけどね……。


映画は太平洋戦争の終戦前夜に、海軍の神宮寺大佐は部下を引き連れ、日本の復興を果たすべく姿を消していた。秘密裏に開発が進められたのが海底軍艦「轟天号」だったのだ!




いやぁ、大好き轟天\(^o^)/
ドリルがいいんですよね~。
スタイルで言えば、「宇宙戦艦ヤマト」か「轟天」か、って感じです( ˘ ˘ )ウンウン


キャストが東宝特撮御用達の皆さんが、これでもかと出てるなぁ。ムー帝国の長老はやっぱり天野英世さんだし、ムー帝国の工作員で平田昭彦さんいるし、他にも豪華キャスト。たまらんね。


ちゃんと潜水艦も出ますよ。
日本の伊号400型潜水艦。
これは第二次世界大戦当時に三艦建造されたのですが、映画では四艦目に当たる伊号403潜がムー帝国に拿捕されたことになっています。


この伊号400型は、原子力ではない通常動力の潜水艦としては世界最大で、艦載機も3機搭載できる「潜水空母」のような素晴らしい潜水艦でした。日本の巨艦神話がここでも生きてる( ˘ ˘ )ウンウン



それにしても、轟天部隊の科学力が凄すぎですね(笑)
男のロマンの塊でした( ˘ ˘ )ウンウン

そうなんです!
これは男のロマンなんです!
リアリティとか何とかは要らないんです!


逆に、ムー帝国はすごい科学力のはずなのに、あの衣装(笑)。「キングコング」に出る原住民たちと同じ扱いですよね。神殿で歌って踊ってるし~( ¯−¯ )フッ





轟天って、英題が「ATRAGON、The Flying Super-Sub」って言うんですよね~。アトラゴン!「Atomic Dragon」の略だそうですふふふっ。
でも、日本は原子力は使わないよ~(^-^)/



なお、姉妹作品とも言うべき「惑星大戦争」は、舞台を宇宙に移して、金星人と戦います(笑)。
あまり評判が良くないようですが、「スターウォーズ」の評判を聞きつけて、日本には「轟天号」があるぞ!との気概あふれる作品で、僕は好き( ˘ ˘ )ウンウン


その轟天は、もはや潜水艦ではなくヤマトのような宇宙戦艦なので、今シリーズでは取り上げませんが、いつかレビューしよう(。・ω・。)ゞビシッ!!

ちなみに、アメリカでは「緯度0大作戦」が「ATRAGON Ⅱ」として公開されたようですね。轟天は出ないのに……( ¯−¯ )フッ



ちょっと今日のは趣味が出ましたが(笑)、僕にとっては、全くハズレない作品でした\(^o^)/