マイケル・ケイン、現在84歳
この前観た「サイダーハウスルール」が’99年の作品で、すでに60代のおじいちゃん
おじいちゃんじゃないとこ見てみたい!ってことでさかのぼって’66年、33歳ごろのマイケルケイン
プレイボーイ役のコメディということで楽しみに観ましたが・・・
まったく笑えなかった
全然好感の持てる主役じゃなかった
女を落とす、というところでは巧みさを見せるものの、一緒に暮らしたりするようになると、態度悪すぎて、全然好感持てない
時代・宗教・文化的に避妊がタブーなんだろうけど、それゆえにのっぴきならない状況を招いて、全然楽しくない
なんかそういうのを巧みに交わしていくようなのを期待してたけど、どうも違ったな
今につながるマイケルケインのとぼけた味わいは、あるんだけど、単に軽薄に見えて、笑いにつながらない
観客に向けて心情を吐露するという演出が最初から最後までほぼずーっとあって、他の登場人物と会話しながらでも観客に語りだす
その辺が笑わせどころなんだろうけど、特にギャップで笑わせるとかもなく、表も裏も感じ悪くて、面白いと感じられなかった
好感持てない人物の心情聞かされてもなあ・・・
ま、若いころこんな感じだったというのが観れてよかったです
主題歌はその後もいろいろカバーされてて、日本だとヴァネッサ・ウィリアムズ版が有名ですね
しかしオリジナルはシェールと知って、こんな頃から活動してるのかと驚いた