ベタレイヤーテール

アルフィーのベタレイヤーテールのレビュー・感想・評価

アルフィー(1966年製作の映画)
3.6
アルフィー。バンドじゃないよ。

1966年のイギリスの映画。

「彼女には今夜限りなのがわかっていない
 人妻が溺れてきたら潮時だ
 次は亭主に合わせたがる、目に見えている」

「じゃ、おやすみ」と言うアルフィー。
シディーは来週のパーティーにアルフィーを誘います。
「だんなは?」と言うアルフィー。
「あってよ、おやすみ」と言い、キスをするシディー。

「亭主に会ってなにが楽しいんだ?、
 会ってみろ、実にいい奴だったりする、たいていそうだ」

「その女房とやりながら、奴が洗濯したり、パブで話している姿がちらつく
 よくいるマイホーム亭主だ」

「これからギルダを訪ねる、
 彼女はばかじゃないが単純だ、本命の器じゃない
 連れて歩きたい女じゃないがキープしておくのには最高だ」

浮気して浮気して、キザで軽口たたくけど優しくて切ない、満たされない、幸せになれないし幸せにしてあげることもできない、
そんなオトコのおはなし。

背広や車、何でも手に入れてきたけど、何かを手に入れるには何かを手放さなければならなかった。
それで何かいつまでも満たされない。
一体何のために生きてるんだ…
そう最後に独白する。

たれ目の若いときのジェーンアッシャーがかわゆい…。

「アルフィー」名作です。