やまあつ

レベッカのやまあつのレビュー・感想・評価

レベッカ(1940年製作の映画)
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1940年度、アカデミー作品賞受賞作。 本作はヒッチコックがアメリカで監督した第1作目となる。

物語は2本の木が映し出されるシーンから始まる。このシーンの挿入により、映画に不穏な雰囲気が漂う。

その後、一転して明るい音楽共にタイトルクレジットが登場する。いかにもハリウッド映画っぽい音楽であるが、これもヒッチコックによる演出である。

この一連のシーンは、劇中で主人公の身に降りかかる不運な出来事を予感させる。

また、劇中に何度か「落下」を匂わせるようなシーンを挟むなど観客が眩暈を起こすような演出も見られる。

この映画はヒッチコックの技術が存分に詰め込まれた映画なのではないかと思う。なんといっても、見えないものへの想像力を掻き立てる技術は彼の大きな特徴と言えるだろう。

マンダレーという名の大豪邸に取り憑くレベッカの亡霊。謎に包まれた彼女が織りなすサスペンスが私たちの心を掴んで離さない。