みづき

ビフォア・サンセットのみづきのレビュー・感想・評価

ビフォア・サンセット(2004年製作の映画)
4.0
9年経って大人になったふたりの会話。前作のようにただパリの町並みを歩きながら話すのは、やっぱり人生、愛、お互いについて。

「いまこの瞬間を楽しむ」と言うジェシーとそれでも「いつまでも続かないのよ」なんて言うセリーヌ。どこかまだ若さが残るジェシーとなんとなく背伸びをするセリーヌの対比がとても良かった。言葉の端々にちゃんとそれが現れるので本当に脚本がすごい。すばらしい。なんてったってジェシーは小説家でセリーヌは環境保護団体の活動家。ああ、変わってないなあ、ふたりとも。

パリのノートルダム大聖堂が燃えちゃったのを思いだしてすこし切なくなった。でもこの映画には大聖堂の美しさが残されている。
きっとビフォアサンセットの真似して、ボートに乗ってセーヌ川からノートルダム大聖堂を見て、「きれいだね」なんて言い合うカップルがたくさんいただろうな。やってみたかったな。
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