ENDO

去年マリエンバートでのENDOのレビュー・感想・評価

去年マリエンバートで(1961年製作の映画)
4.0
語られるテクストと乖離したアクションが健忘症からの回復のように収斂していく。去年の思い出が現在と重なり、部屋/庭は自在に入れ替わる。主人は屋内では無敵だが、愛の均衡が崩れた時なすすべがない。その無力な嫉妬の視点こそ本質なのかな。妻は男の事をほとんど何も覚えていないが、繰り返される要求に転覆してしまう。感情を一切出さずに愛の切実さや不条理を描いたという点が評価できるのでしょう!きっと!
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