Kota

ディス・イズ・イングランドのKotaのレビュー・感想・評価

4.1
“ベンシャーマンのシャツと、ドクターマーチンのブーツがないと仲間には入れないよ“

等身大でオシャレですごく好み。80年代を生きたスキンヘッズ達の物語。12歳のショーンはフォークランド戦争で父親を亡くし、形見のベルボトムを履いて学校へ行っていた。帰り道にスキンヘッズの不良達と絡み、彼らのファッションや生き様に影響を受けていく。

前半のショーンと不良達の絡みが微笑ましい。彼らなりの友情や思いやりにほっこりします。後半は当時のイギリスをリアルに表していて、右翼ネオナチ感が強かったです。後半が伝えたい事なんだろうけど、個人的にはずっと前半の雰囲気であってほしかった。

「ロンドン産のドクターマーチンは特別すぎて逆にロゴがないのよ」ってショーンを騙そうとする母親の発言めちゃ好き。笑
あとイギリス訛りが好きな僕には発音もかっこよくてたまらんでした。
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