RIO

ディス・イズ・イングランドのRIOのレビュー・感想・評価

4.0
1982年 フォークランド紛争
一日でアルゼンチンに島を占領され
今までイギリスが支配してきた島を
奪還するために兵士が送られた
多額の費用がかさみ失業者やインフレに
国民が怒っていた

ショーンは公園で
スキンヘッドのウディと出会った

サッチャー政権下
ナショナル・フロント(英国国民戦線)に
社会に不満を持つ人間が組織に動員されていった事実
自らの体験から脚本を書いた監督

刑務所上がりのコンボにショーンは見込まれる
少年ショーンの視線から80年代社会の
若者たちの間でも起こる人種
社会問題
アイデンティティ 
ショーンは11歳だけれどもフォークランド戦争で
亡くした父親を誇りに思っているので
イングランドへも愛情を持てることが
よく分かる
母親のシンシアもヒッピーな感じもするけど
かわいくて優しいですね

ラストシーンが素晴らしい
寒々しい風景 
ショーンが一人歩いている
ザ・スミスの曲が悲しみを誘うなぁ

モッズカルチャーから派生したスキンズ
ファッションのセンスも好き好き

ジーンズ+サスペンダーにドクターマーチン
RIO

RIO