このレビューはネタバレを含みます
ナチスドイツの占領下だった当時のフランスでの日常。子供達は親元を離れて疎開先のカトリック寄宿学校で勉強。授業が終わると無邪気なのかやんちゃなのか竹馬にのって喧嘩したり、戦争ごっこしたり、隠れてたばこをすったり。主人公ジュリアンは転校生ボネと仲良くなっていくうちに彼がユダヤ人であることを知る。徐々にナチスの魔の手が忍び寄ってくる中での2人の関係性が良かった。終盤ジュリアンの目で訴えかけてくる演技が秀逸。ボネを始め苦楽を共にしてきた仲間が大人達の身勝手な考えと密告により連行されていく様は見てて本当に辛い。