さよなら子供たちの作品情報・感想・評価

「さよなら子供たち」に投稿された感想・評価

小森

小森の感想・評価

5.0

このレビューはネタバレを含みます

目の前で友だちが連れ去られるとかトラウマだろ。
茜音

茜音の感想・評価

3.8
冷たく悲しい。冷ややかな戦争の話。
最初から最後の悲しい結末も淡々と進んでいく。
それが逆にとても印象に残る。

最後の先生の「さよなら、子供たち」や、男の子の振り返る表情がとても印象的な映画
シンプルなプロット、淡々とした演出、それだけでもこれほど観る者を感動させることができる、ということを改めて思い知らされた。

「死刑台のエレベーター」のルイ・マル監督が自身の幼少期をもとにした描いた作品で、ヴェネツィアで金獅子賞を、セザール賞も作品賞はじめ主たる賞を総なめにした名作である。

「死刑台~」や「地下鉄のザジ」だとテクニックの部分の方が目立つ感じだが、本作はそういう狙った演出というのは微塵も感じさせない。

舞台は1944年のドイツ占領下のフランス。ミッション系スクールの寄宿舎で暮らすジュリアン・カンタン少年を通して物語は描かれる。

ある日、ボネという転校生が現れる。ボネは成績は優秀だが、何故か周りに溶け込もうとしない。彼のことが気になったジュリアンは、次第にボネと仲良くなるが、同時に彼の秘密も知ることになる。

ジュリアンやボネをはじめ、子供たちの描き方が実に丁寧でそして美しい。

夜遅く自分のベッドの上で蝋燭に火をつけ祈りを捧げるボネ、隣のベッドからそれを横目に見るジュリアンの顔にポーッと灯りが映る場面なんて美しさに思わず溜め息がもれた。

しかし、愉しそうな学園生活は長くも続かず、やがて戦争の暗い影が屈託のない子供たちにも徐々に忍び寄っていく。

ラストの子供たちの表情には胸がえぐられるようだった。
Haruka

Harukaの感想・評価

4.6
Un film très triste.
まだ途中までしか見てないけど、素晴らしい。
悲しい話だけど、事実だし、現実はもっともっと深刻だったのだろうと思う。
ナチ系の映画、最近もたくさん出てるけどこれは間違いなくその中でもピカイチ

このご時世だからこそたくさんの人に見てもらいたい。
mahrs

mahrsの感想・評価

3.8
久しぶりに映画見て涙出た
さよなら子供たち
これを言った人
このタイトルの意味

占領下のフランス子どもを通してみるぼんやりとした戦争かと思いきや 全てのシーンに意味がある
残酷さと美しさが強烈に焼きつく反戦映画です
chiyo

chiyoの感想・評価

4.0
ルイ・マル監督の自伝的映画。悪戯が過ぎる嫌いはあるものの、無邪気で和気藹々とした寄宿舎生活が微笑ましい。が、"ユダヤ人"というワードを耳にし、ゲシュタポが登場する中盤以降から、次第に不穏な空気が漂ってくる。あの時に振り返っても振り返らなくても、きっとボネの未来に変わりはなかったと思う。それでも、ジュリアンにとってはあの時に振り返ったことが、心に深い傷を残しているような気がしてならない。また、当時は分からなかったと思われる、子供たちが口にした「さよなら」の言葉の重さが辛い。子供の目線から見た、静かな反戦映画。
hagy

hagyの感想・評価

3.0
その後を映さずとも、全てが失われるのがわかった

このレビューはネタバレを含みます

ナチス占領下のフランス。フランス人少年ジュリアンがユダヤ人の少年と寄宿学校で共に過ごしたときの記憶。

寝食を共にする子供たちはお互いに仲良くなるのも早い。一緒に遊んだり、二人でこっそり本を読んだり、時にはケンカをしたり。
そこに人種の壁は無い。

子供と大人の価値観の違いは、一体いつから顕著になっていくのだろう。

子供たちが安心して過ごせるはずの学校に現れるナチスの軍人。その時の違和感が半端無い。
軍人がユダヤ人の子供を捜すときの横柄な態度に嫌悪感を抱く。

ユダヤ人の子供はホロコースト時代に150万人殺害されたという。ナチスは本気でユダヤ人の根絶やしを計画していたのかと思うとゾッとする。

『さよなら子供たち』というタイトルはあまりにも切ない。
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