Taro

島の女のTaroのレビュー・感想・評価

島の女(1957年製作の映画)
3.5
ソフィア・ローレンがはすっぱな島女を好演。
あくまで彼女が輝いている映画で、原題の直訳は「イルカに乗った少年」だが、この邦題にしたのは正解だろう。

さておき密命を帯びて相手に近づくストーリーの作品は、使命として接していた相手に心を奪われ作戦が失敗するという展開が多い中、この作品はそう安易に流れないところがいい。
発見した世紀の遺物を密売人に転売しようとしているヒロインが、あくまで公益的に博物館への収蔵を目指す学者でもある想い人に浴びせかける「海綿を獲って日々の生計を立てなければならない人の気持ちなんてわからないでしょ」という台詞と葛藤は、現代でも様々な物事に通じて心に迫る。

ギリシャの白壁の建物や海辺の風景もいちいち美しく。


それにしてもラストのきれいなタックルにはふいた。