エスケープ・フロム・L.A.のPERSPECTIVEのレビュー・感想・評価

「ニューヨーク1997」の一応続編ではあるが、やっていることはほとんど同じである。そのため前作と比較がしやすく、全体的に登場人物の描写の甘さ（一部除く）やテンポの悪さが目立ってしまっていた。だからといって本作は決して駄作ではない。本作において最も注目すべきは主人公スネーク・プリスケンである。彼は前作からより強く、よりうさん臭く、より汚く、そしてよりカッコよくなっていた。特にラストシーンの彼の行動のすばらしさは冗談抜きで映画史に残るものである。