ガブXスカイウォーカー

エスケープ・フロム・L.A.のガブXスカイウォーカーのレビュー・感想・評価

エスケープ・フロム・L.A.(1996年製作の映画)
4.0
やはりジョン・カーペンターは良い!
数十年ぶりの鑑賞だが、冒頭からグイグイと引き込まれてしまった。暗黒の無法地帯と化したロサンゼルスの描写はいい意味でB級臭プンプン。『ニューヨーク1997』から約15年、特撮技術が進歩しているので、映像も大胆だ。スネークが大波でサーフィンしながら車を追跡するシーンには苦笑。
カート・ラッセルも最近は変なオッサン役ばっかだけど、やはりスネーク・プリスキンが一番決まっている。スネークは何回も国家警察や犯罪者どもにやられちゃうんだけど、全く動じず、後できっちりお返しするカッコ良さだ。本作はアメリカの政治や文明を批判してはいるが、何も考えずにダーティーヒーローの大活躍を楽しめる傑作娯楽アクション映画なのだ。