スワヒリ亭こゆう

エネミー・ラインのスワヒリ亭こゆうのレビュー・感想・評価

エネミー・ライン(2001年製作の映画)
3.0
個人的に、戦争映画は苦手なのですが、この映画は単純に面白かったです。
人を殺す事を目的にしておらず、戦地から生き延びる為に逃げるというコンセプトが、僕にはハマったんだと思います。


主人公のバーネットをオーウェン・ウィルソンが演じているのですが、僕はこの人の映画を、あまり知らないんです。
『ミッドナイト・イン・パリ』やウェス・アンダーソン作品の常連というイメージが強い為、どちらかと言えば【文化系男子】のイメージを勝手に抱いていました。
ですが、本作ではしっかりと海軍兵士を演じてましたね。「アクションイケるんだ」と感心しました。
なので俳優としてのイメージが少し変わりました。器用な俳優だと思いましたし、これから注目しておきたい俳優ですね。


映画の内容に関しては、緊迫の逃亡劇に徹したストーリーだったのが良かったです。
とにかく敵地から生延びるというのに徹したのは正解ですよね。
これが機転を利かして敵を返り討ちにしたりして、一人で軍隊をやっつけるランボーみたいな映画だと、スベっていたでしょうね。


命を狙うセルビア人武装勢力が戦争犯罪を犯していたりと、主人公に都合のいい勧善懲悪な内容はハリウッド映画特有の無理矢理なものを感じて少し冷めたかなぁ。
ジーン・ハックマン演じる司令官の役も同様で、都合のいい役回りでしたね。

本当にボスニアで戦争が行われていた訳ですから、映画を面白くする為の脚色はあまり感じさせてほしくなかったです。

その辺が少し残念ではありましたが、それでも面白い作品でした。