芹霞

三銃士/王妃の首飾りとダ・ヴィンチの飛行船の芹霞のレビュー・感想・評価

3.3
衣装も映像も綺麗だったし、アクションというか、三銃士とロシュフォールたちの戦いの舞台が飛行船という、なんていうか規模がすごすぎて、とんでもなくド派手な三銃士だった。
物語としては、ダルタニアンが生意気すぎてびっくりだった。豪華俳優陣だったから俳優目当てだと楽しいけど、三銃士は一応個性豊かにはしたんだろうけど、普通だったし、リシュリュー枢機卿もロシュフォールもありきたりだったかな。アクションメインの映画だから、単純でいいんだろうけど、結構歴史とか当時の生活とか、そういうリスペクトは薄くて、三銃士にインディ・ジョーンズ的要素を足したような映画だった。

メモ
・小説『三銃士』は、17世紀のフランスを舞台にした歴史ロマン小説であり、大半の冒険エピソードや人間関係、悪役の陰謀などは作者アレクサンドル・デュマによるフィクション(創作)。
 一方で、主人公や主要なキャラクターには実在のモデルが存在し、背景となる時代設定や歴史的事件(ルイ13世やリシュリュー枢機卿の治世、ラ・ロシェル包囲戦など)は史実に基づいている。
 ▽フィクション(創作)の部分
   主要な冒険と事件:王妃とバッキンガム公爵の恋をめぐる「王妃のダイヤモンドの首飾り」の事件や、悪名高い架空の悪女ミレディによる数々の陰謀は小説オリジナルの創作。
   ミレディやロシュフォール伯爵:物語をかき乱す敵役の多くは架空の人物。
   4人の深い友情と活躍:ダルタニャンと三銃士が常に一体となって国家の陰謀に立ち向かったというストーリー自体がドラマチックに脚色されている。
 ▽実在・史実の部分
   登場人物のモデル:主人公のダルタニャンや、三銃士のアトス、ポルトス、アラミスには、17世紀に実在した銃士や人物のモデルがいる。
   ダルタニャン:実在の銃士隊長シャルル・ド・バッツ=カステルモア・ダルタニャン。
   アトス、ポルトス、アラミス:同時代に実在した銃士たち(名前や苗字の一部が使われている)。
   時代背景:ルイ13世が統治し、宰相リシュリュー枢機卿が権力を握っていた17世紀のフランスという政治状況や、国王の銃士隊と枢機卿の衛士隊がライバル関係にあっ​​たという大まかな背景は事実。ただし、ルイ13世とリシュリュー枢機卿は敵対関係とはいいきれない。歴史上、ルイ13世と宰相リシュリュー枢機卿の関係は単純な権力争いではなく、猜疑心を抱きつつも国家の利益のために協力し合った緊密なパートナーシップだった。
 ▼ふたりの関係の真相
  基本構造: 疑い深く意志の揺らぎやすいルイ13世が、有能なリシュリューを重用して絶対王政の基礎を築いた。
  王と宰相の確執: 周囲の陰謀や性格の不一致から王がリシュリューを解任寸前に追い込んだこともあったが、土壇場で王はいつもリシュリューを支持し続けた。
  共通の目的: 反抗的な貴族の抑圧やユグノー(プロテスタント)勢力の制圧など、王権強化という同じ目標に向かって共同で歩んだ。

・父アンリ4世の暗殺
  時期: 1610年5月14日
  概要: ルイ13世の父であるフランス王アンリ4世が、パリで狂信的なカトリック教徒によって暗殺された。
  影響: これにより、わずか8歳(または9歳)でルイ13世が王位を継承し、母のマリー・ド・メディシスが摂政となった。
 ルイ13世の結婚
  時期: 1615年11月24日
  相手: スペイン国王フェリペ3世の王女であるアンヌ・ドートリッシュ(スペイン名アナ)
  年齢: 互いに14歳だった
  状況: 両国間の同盟のための政略結婚だったが、のちにルイ13世とアンヌは不仲であったことが知られている。

・17世紀初頭のフランスで「クラウン(王冠)」と呼ばれていたのは、主に「エキュ・ドール(Écu d'or:エキュ金貨)」 または「エキュ・ダルジャン(Écu d'argent:エキュ銀貨)」 のこと。イギリスなどの外国からは、盾と王冠が描かれたこの「エキュ」が「フレンチ・クラウン(French Crown)」と呼ばれていた。

・17世紀初頭(1600年代初頭)のフランスにおける「15クラウン」は、現代の日本の価値に換算すると、購買力(物価)ベースでおよそ20万〜45万円前後(当時の王室・エリートの労働価値や金銀の希少性に基づく感覚では100万円以上)に相当する。

・17世紀初頭(1600年代初め)のフランスの「10スー(10 sous)」は、現代の日本円の価値に換算するとおよそ5,000円〜10,000円程度に相当すると考えられる。

・ソロモン王は、古代イスラエル王国の第3代の王で、国を最も繁栄させ「知恵の王」として知られた人物

・5リーヴル(5フラン)は、現代の日本円で約5万円(1リーヴル=約1万円換算)に相当。
※17世紀初頭のフランスの正式な基本通貨(計算単位)は「リーヴル(Livre)」だった。「フラン(Franc)」という通貨も存在していたが、これは14世紀〜16世紀末頃までに鋳造された古い銀貨などの通称として残っていたもので、当時の価値としては「1フラン=1リーヴル」としてほぼ同じ意味で使われていた。

・アラミスと神父の背景
  正体と葛藤:美男子で女性関係や詩を愛する気障な性格ですが、本人は本来「神父になるべき人間」と考えており、たびたび修道院に入ったり神学の勉強をしたりする。

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