みおこし

三銃士/王妃の首飾りとダ・ヴィンチの飛行船のみおこしのレビュー・感想・評価

3.3
超豪華キャストによる、新しい形の『三銃士』。

クリストフ・ヴァルツが宰相のリシュリューってだけでものすごく高まるんですが、さらにオーリーまで悪役!
しかも今をときめくルーク・エヴァンス様もコスチューム・プレイで終始駆け回るので、ファンにはたまらないはず。この時から色気たっぷり、素敵すぎます。
さらに悪女な役柄にミラ・ジョボヴィッチが扮して、ますます魅力炸裂。(監督はご主人のポール・W・S・アンダーソンなんですね。)
ここまで適役のキャスティングもなかなかないのに、そこまで話題にならなかったのが何だか悲しい...。

アクションも激しいし、どこか衣装やセットも現代的な要素を含んでいてかっこいいのですが、おそらくストーリーがあまり緩急なく続くので、テンポがあまり良くない印象を受けました。そして何より、主役のダルタニアンと三銃士が揃った時の威圧感があまり無くて、悪役キャストに完全に飲まれてしまったのかもしれません。

どこか残念な感想が残る作品でした。ぜひいつかまたリメイクしてほしい!
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