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ファントマ対ジューヴ警部のCHEBUNBUNのレビュー・感想・評価

ファントマ対ジューヴ警部(1913年製作の映画)
4.2
【必見!100年前のZOZOSUIT】
ゴーモン特集『ファントマ』フルマラソンする中で、一番面白かったのが第2話だ。

全体的に、冗長で、エピソードの切り貼り感が目立つ本シリーズにしては、リエゾン、繋がりが利いており、ドタバタコメディとしての精度が高い。

ジューヴ警部に新聞記者ファンドールという相棒ができ、ファントマを追い詰めようとするのだが、どちらもボケ担当。間抜けすぎて発狂するレベルにおかしい。静かなる暗殺者が自分を殺しに来るからと、警部は、全身にトゲトゲをまとって寝るのだが、寝返りうったら死ぬぞ!と思う程道化している。しかも、その静かなる暗殺者が意外なモノで、しかも伏線にもなっているのが面白い。

極め付けが、後のシリーズでも多用される変装。《黒ずくめの男》。コナンのあれを実写で魅せられると、違和感しかない。怪し過ぎるw

しかも、ZOZOSUITの面影が強い。

ZOZOSUITに挑戦しようと思っているブンブンには、ファントマがZOZOSUITを着て外出している人にしか見えず爆笑でした。

これから観る人はエンディングにも注目。オラキオ体操クラブが泣いて喜ぶレベルに思わぬ展開過ぎて、拍手喝采ものだ!
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