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春のソナタのpoemのレビュー・感想・評価

春のソナタ(1989年製作の映画)
4.1
会話に重点を置いた脚本の進み方。客観的に見せる前半は対話シーンは2人をセットでカメラに収め、感情的になり各々の個性を露わにする後半では対話相手の視線として画を撮りキャラクターの心情をより親密に描こうとしていたのかと思った。
キャラクターの個性も立っていて、終盤は吸い込まれるように観ていた。
物語の表面上は繊細だが、この短時間でキャラクターの性格、私利私欲、愛情をこれほど大胆に表現するのは、流石エリック・ロメールと言えるのだろうか…。
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