ShinMakita

山猫は眠らないのShinMakitaのレビュー・感想・評価

山猫は眠らない(1993年製作の映画)
3.0
☆mixi過去レビュー転載計画(スナイパー映画編)



合衆国海兵隊上級曹長トーマス・ベケットは、74人のターゲットを葬ってきた凄腕の狙撃手。パナマの密林で合流する麻薬王オチョアと政治家アルバレスを仕留めるようにと派遣された彼は、実戦経験ゼロのミラーと組まされ、ジャングルに潜入していく。追っ手をまき、以前の教え子で敵に寝返ったスナイパー・デシルバを倒し、ついに狙撃ポイントに到達した二人だったが、狙撃直前ミラーのミスをカバーしたベケットが捕虜になってしまう。拷問の末、右手の指を折られてしまったベケット。彼に勝算はあるのか?!




「山猫は眠らない」




〈一発必中〉を信条とする海兵隊狙撃手トーマス・ベケット上級曹長がパナマのジャングルに潜入し、反乱軍の将軍と麻薬王を仕留めるという作品。相棒となった新人リチャード・ミラーと衝突しながら過酷な任務を遂行するハードアクションでした。

シンプルなストーリー…いわゆる〈行って帰ってくる〉系の話ですが、その中でベケットのキャラを掘り下げているのが面白いですね。休憩時間にベケットが引退後の夢を語るんですが、それが実現不可能なものである事をミラーが気付くとこなんか、脚本の巧さを感じさせます。ベテランと新人の対比も上手くて、2人の愛銃を見ても、ベケットのレミントンM700 VS ミラーのHK G3と、素人メにも古い型と新しい型、と思わせる工夫がされています。

とにかく、狙撃映画のマスターピースとして記憶される傑作、と結論づけておきましょう。見逃し厳禁!
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