ほおづき

恋はデジャ・ブのほおづきのレビュー・感想・評価

恋はデジャ・ブ(1993年製作の映画)
4.0
自分勝手で悲観的な男が、ループして抜け出せない1日の中で様々なことを学び成長していく物語。
『アバウト・タイム』の「似ている作品」に並んでいたから思い出した。あちらはタイムリープものでこちらはループものだけどテーマ的なものはすごく似てる。

こちらは主人公が同僚の女性を口説き落とすことを目的にしたおはなしで、序盤こそ他人に配慮のない主人公が自己中でしかなくて、何をやってもうまくいかないから繰り返す1日をやりたい放題なんだけど、何やってもリセットされ死んでもまた朝に戻ってしまうことに自暴自棄になりつつも、その1日を有意義に生活して今が幸せなら明日がどうであろうとかまわないと思えるまでに成長していく。
口説くことに躍起になるんじゃなく自分自身を磨き上げることに気づいていく過程をコミカルに描いていて、だからこそ想いが実ったラストは感動的だった気がする。

何故かアメリカの学校の授業で見せられた映画。
なんでこんな古い映画を?って思ったけど
コミカルで面白かったから日本に帰ってきて探したら「恋はデジャ・ブ」て・・・
 
邦題で損してない?て当時思った。