エクストリームマン

恋はデジャ・ブのエクストリームマンのレビュー・感想・評価

恋はデジャ・ブ(1993年製作の映画)
4.5
what if there is no tomorrow? There wasn't one today.

自他共認める「嫌なヤツ」な天気予報師の主人公が、毎年恒例で取材に行く田舎町のある1日に閉じ込められ、出られなくなってしまう物語。アメリカでは時間モノSF映画の古典と化しつつあり、『ルーパー』も『オール・ユー・ニード・イズ・キル』も本作と比して語られていた。

ラジオから朝6時に流れてくるお気楽な曲がやがて悪夢的な目覚めの鐘として機能しはじめる描写や、映画的な「リテイク」で街のあらゆる人々の心を掴んでいく過程のスマートな描き方、更には「同じ1日に閉じ込められる」ことで可能になる享楽と絶望の双方を容赦なく描いている点が素晴らしい。

ビル・マーレイの人を小馬鹿にしたような、お馴染みの演技の主人公が、だからこそ後半で見せる変化は観ている者の心を打つ。

Today is tomorrow. It happened.