あきしげ

恋はデジャ・ブのあきしげのレビュー・感想・評価

恋はデジャ・ブ(1993年製作の映画)
4.0
「グラウンドホッグデー」
小さな田舎町のイベント。
そこはパンクスタウニー。

人気天気予報士のフィル。
ビル・マーレイが演じる。
自己中心的でイヤなヤツ。
退屈な田舎町に辟易して、
早く帰りたくて仕方ない。

番組のプロデューサーであるリタ。
アンディ・マクダウェルが演じる。
今回は初めて取材に同行している。
フランス詩をこよなく愛している。
フィルとは正反対の人が好きです。

物語の二人が中心となります。
ロマンティックコメディ映画。
それが本作のメインですから。

他の登場人物はデジャ・ブを演出する。
カメラマンのラリーに、
保険セールスのネッド、
口説かれるナンシーと、
ガスとラルフのコンビ、
ウェイトレスのドリス、
大金で雇うピアノ教師、
ホームレスの老人など、
パンクスタウニーの人々が演出します。

何をしても必ず2月2日に戻る。
その日にどんな事をしていても、
リセットされて2月2日に戻る。

最初は戸惑うフィルだけど、
次第に楽しむようになって、
繰り返される日々を楽しむ。

だが、それが半年を過ぎて、
フィルの精神は病んでいく。

ビル・マーレイの病む表情は強烈だ。
あの死にそうな顔は傑作なのである。

フィルの当初の目当てはリタ。
皮肉るような態度であるけど、
実は一目惚れしていたフィル。

繰り返す日々でリタをモノにしようとする。
彼女の理想的な男性になるべく努力をする。

しかし、それは間違っていた。
それに気づいて変わっていく。

晴れやかな気持ちなったフィルは、
運命を受け入れて心を入れ替える。
その表情は本当に楽しそうだった。

まさにビル・マーレイの為の作品。
彼なしでは本作を語っちゃいけない。
まさにビル・マーレイの演技力だ。

ループする同じ日々。
自分ならどうするか。

「今日は昨日の明日」

RE-102
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