Tom2022

恋はデジャ・ブのTom2022のレビュー・感想・評価

恋はデジャ・ブ(1993年製作の映画)
3.0
タイムリープを使ったラブコメの元祖とも言われている映画のようです。今日を永遠に繰り返すことになったらどう過ごしますか?

自己中心的な天気レポーターのフィル(ビル・マーレイ)は、リタと共にある町に行きます。そして、午前6時に起床し、春の到来を占うという町のイベントをレポートします。しかしながら、激しい吹雪が町を襲いさらに一泊することになります。そして、翌朝の午前6時に起きると、何もかもが昨日と同じ日が繰り返されていることに気づきます。

永遠の今日を繰り返す事に気づいたフィルには3つの変化が順に生じます。まずは、翌日は、全てリセットされた今日になることから何でもしたい放題です。例えば、リタをくどく事にもチャレンジします。これは、失敗してもリセットされるのでなかなか楽しそうですね。自分なら何をするだろうと想像しちゃいますね😄。

ところが、次に、この生活に閉塞感を持ち始め落ち込んでしまい、何度も自殺を図るようになります。しかし、自殺しても翌日の午前6時に戻ってしまいこの永遠のループからは逃れられません。これ、苦しいですよね。死んでも死ねずいつまでもこの生活が続くと、ある意味、これ地獄のようですね😅。

そして、最後には、今までの自己中心な態度を改めて人格者になることで、周りのフィルへの態度も変わってきます。

「自分が変わることで、周囲が変化する」という、なかなか気づきづらい真実をタイムループを使って物語として見せてくれるのが面白いなと思います😄。

原題は、"Groundhog Day"であり、「ウッドチャックの日」でしょうか。これは、毎年2月2日であり、冬眠からさめたモグラのウッドチャックが、春の到来を占う日のようです。

タイムリープで同じ日を繰り返す映画って、なかなか面白いですね。この映画や「パーム・スプリング」のように、他にもこういった映画があれば見ていたいなと思います😄。
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