橘

恋はデジャ・ブの橘のレビュー・感想・評価

恋はデジャ・ブ(1993年製作の映画)
3.9
何が引き金だったのかわからず、延々と2月2日を繰り返すお天気お兄さんの孤軍奮闘記。
そんなフィルは同僚で居たらリタみたいな態度取るわ…ってくらい嫌なやつでしたが、憎めないビル・マーレイさんのコメディアンっぷりに笑ったり気の毒になったりしました。
「俺に任せろ」って言って、パトカーから降りてきた警官に車内からドライブスルーの注文してるの天才かとなりました。笑いのセンスあるけどやったら怒られるやつ。ちゃんとその後留置場にいた。
その前の酔っ払いとの会話にも、深いな…天才か!?となりました。「明日がなければ?」「明日がなければ二日酔いはない」。こんな酔っ払ってるのに「パンケーキ食わねぇ?」ってなるの意味不明だし、車のまま線路入ってガタガタなってて吐くやろと思ってしまった。。列車は急に止まれないから、あのとき追跡してたパトカーはさ………

リタが一度だけでもフィルのリープのこと受け入れてくれてその2月2日が幸せに過ごせたから、フィルは次の2月2日からリープを利用して町の人たちに親切にしていくの素敵でした。
その記憶だけでまた、同じ日々でも生きていこうってなれるのか。人は強いな。



「いろいろあったが悪い一日ではなかった」
(今のところ一番好きなタイムリープ小説、恒川光太郎「秋の牢獄」より)



いや、でも、モグラじゃなくない?
これが観てる間気になって仕方ないのでウッドチャックって調べたらマーモットってありました。でかいがネズミ。
橘