うめ

恋はデジャ・ブのうめのレビュー・感想・評価

恋はデジャ・ブ(1993年製作の映画)
3.8
トキメキを取り戻せ2017 30

夏のトキメキを締めくくるのは、ずっと観たかったこの作品です(´∀`)

素敵なお話…
その一言に尽きる。

気象予報士のフィル。
ここ数年間2月2日は、決まってペンシルベニア州の小さな町で行われる聖燭節の取材に行っている。
いやいや行くのだが…
彼を終わりのない聖燭節が待っていた。

前半は、いまいち入り込めなかったんですよね。
人気があることを鼻にかけているフィルの傲慢な態度が好きになれなかったし…
リタへの態度が変わり始めるのも唐突過ぎる気がした。

でも、何度も繰り返される毎日を見ていても飽きる事がないのはビックリさせられた。
そして、苦しみ悩むフィルが自分の生き方を見つめ直す後半は素晴らしい。
変わろうと意識するのではなく、自然と訪れる変化の演出が最高ですね!

そんなフィルを演じるビル・マーレー。
彼の持つ表情。
いやらしさ、優しさ、絶望、剽軽さ、繊細さ…
子供のようだったり、疲れ切った老人のようだったり…
ころころ変わるのにわざとらしさがないのは、彼の持つ力が並ではない証拠です。

まわりにいる人を愛する。
単純なようでも、簡単ではない。
でも、大切な事は単純なんだ。
そんな明るい気持ちになれるトキメキ。
うめ

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